2009.02.21

ボカロ耳之話

「ボカロ耳」とは、ボーカロイドの歌声を繰り返し聴くことにより、ボーカロイドの声が、あたかも人の声のごとく聞こえるよう進化した耳のことである。

もしもあなたがまだボーカロイドの歌声をあまり聞いたことがないなら(そんな人がこんな所読まないという突っ込みはさておき)、有名そうな動画をニコニコ動画なりYouTubeなりで検索して見てみてください。ボーカロイドの声というのは基本的に、合成された機械的な音声であるということが分かるでしょう。なんかこう、キンキンして言葉がはっきりしない感じ。ぶっちゃけロボ声

しかしそれらの動画に「まるで人のようだ!!」などというコメントがついていることがあるはず。いやいやいや!どういうこと!?

それがボカロ耳の仕業です。


私がボーカロイド初見の時に思ったのは、「声に似た音を並べて、字幕をつけて、あたかも歌っているかのように錯覚させる技術?」でした。例えるなら横山ホットブラザースの、のこぎりを引く音を「おまえはあほか」と聴かせる、アレ。まあ昔の作品ほどロボ声とは言っても、私がボカロを初めて聴いた時には既に2008年は明けていて、いわゆる「神調教」の代表も出揃っていました。それでもそんなものですよ。

ボーカロイドは人の声を使っているとは言っても、それで歌わせた声は全然人っぽくない。それを人っぽく聞かせるために、ユーザーが素人には想像もつかないような技術を駆使して人に近づける。その調整技術を「調教」、その中でも特に優れたものを「神調教」って呼ぶんですけど、だいたい聴いてる人はみんなボカロ耳なわけで、その中の非常に狭いレンジで良し悪しを競ってるという感じじゃないかと思います。多分。

今でも鮮烈に覚えているのは、ボーカロイド界の初期代表曲と言われる「Pakaged」とか「celluloid」とかが当時まったく聞き取れなかったこと。「初音ミクの消失」は砂嵐の入ったラジオの音としか思えなかった。
「メルト」あたりでやっと、ちょっと何とかなりそうな気がした。そんな感じ。


しかし、それとまったく同じ現象を、ほどなく人間相手に見ることになるのでした。
それは邦楽界で同時に流行りだした「Perfume」。

聴きとれねぇ~~・・・・・・・・・・・・・。

何、あの音声加工。あの人たちテレビ出てる時って本当に歌ってるの?

しかしその衝撃が私に、「なんか知らないがそういう時代らしい」という感慨を抱かせ、ボーカロイドを聴かせるに至ったのでした。今では立派なボカロ耳です。ボカロ耳を持たずしてボカロ曲を楽しむことは不可能なので、初心者はとにかく耳が鍛えられるまでは数をたくさん聴くべきでしょう。

でもPerfumeファンの人は絶対練習なく聞き取れると思う。かく言う私も、ボカロを聞くうちにPerfumeが聞き取れるようになりました。
しかも最近は、ボカロ声も曲によっては、人の歌声にしか聞こえなくなってきた。

でも・・・ボカロ耳じゃない人は絶対そうは思ってない、ということだけは忘れずに、生きていきたいと思います・・・。

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2008.05.02

マイラバの最近

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デビュー13周年を1日に迎えたマイ・リトル・ラバー(通称:マイラバ)が、同日発表したアルバム「アイデンティティー」の発売と、13周年の節目を祝い「渋谷C.C.レモンホール」(東京都渋谷区)で記念公演を開いた。一夜限りのアニバーサリーライブでは、95年のデビュー曲「Man & Woman」など全22曲を披露。アンコールでは、ボーカルのAKKOさん(35)の元夫・小林武史プロデューサー(48)がゲストで登場するサプライズもあった。小林さんは「アニバーサリーイベントなので、オリジナルメンバーが出演することに意味がある」と話した。
AKKOさんと小林さんは、人気絶頂の96年に結婚した。2子をもうけたが、07年1月に小林さんと歌手の一青窈(ひととよう)さんとの不倫疑惑を週刊誌にキャッチされ、不仲説が浮上。08年の元旦に小林さんが代表を務める「烏龍舎」のホームページを通じ「音楽的に方向性が違ってきたことを含めて、足並みが合わなくなってきていた」と離婚を発表した。
マイラバは現在、AKKOさんのソロプロジェクトとして活動中。小林さんは音楽プロデューサーとしてAKKOさんを支えている。
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これ、ファンは嬉しいんですか?どうなんですか?
でもあまりの衝撃に記念に残しておこうと思いました。

離婚したときに小林武史が「一青窈と結婚するつもりはない」と言ってたのはちょっと好感持ちましたが、でも離婚してるしな・・・!「音楽的に方向性が違ってきた」でグループ解散するならともかく、離婚だけして一緒に舞台に上がってるんじゃ逆じゃないか!?


ついでに最近の音楽でスゴイ!と思ったのは初音ミクの「サイハテ」です。
初音ミクかYO!ニコニコかYO!(セルフつっこみ)
「サイハテ」本家から入ったんならまた違ったかもしれないんですが、前からすごいと思ってた絵描き職人さんの「サイハテで頑張る初音ミクを(以下略)」から入ったので見終わった時に感動のあまり倒れるかと思った。色んなヒトが色々な思い入れを抱いてイロイロやってるんだなあ。

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2007.05.14

MY EX-LITTLE LOVER

MY LITTLE LOVER ニューアルバム 「ただいま。」

Mll_tadaima

ではなく、これは2年以上の休止期間を経てマイラバが活動を再開した「り・ぼん」のシングルプロモーショントラックなのでした。

「MY LITTLE LOVER」が「MY LITTLE WIFE」に!と当時は笑いの種になった小林夫妻の結婚だったけど、べたべたしすぎず仲むつまじい雰囲気が感じ良く、このユニットは夫婦のライフワークとして永遠に続いていくのだろうと、何となく思っていました。

それが今や、小林武史が一青窈と不倫してakkoと離婚協議中なわけですよ!
10年前の小林武史に 2007年05月10日のスポニチを郵送してやりたいです。

47歳にもなって、妻と子もファンも捨ててまで手に入れたいものがあるというのも凄いですが、そんな小林武史への憤りよりは、10数年続いてきたユニットがとうとう終わりを告げるのだなあという、なんともいえない寂しさをひしひしと感じるのでした。

マイラバ・・・ものすごく好きではなかったけど、いつでもきっちりした曲を作っていて、そしてそれをずっといつまでも続けてくれるだろうという、安心感に満ちたユニットでした。こんな風に終わるとは本当に思ってもいなかった。

思い返せば藤井謙二さんの脱退があまりに衝撃的で、その後の活動の不定期さもなんとなく嫌でした。でも、謙兄がいた三人の時までが本当のマイラバだったんだ!と言い切ってしまうには、その後の「Survival」や「風と空のキリム」はあまりに素敵で、二人でも続けてくれてよかった、この曲たちに出会うことができて幸せだった、と思うのでした。


・・・まだ続いてるんですけどね、マイラバ。akkoのソロ活動として。

でも、正式に離婚したらakkoさんはマイラバを捨ててもいいのにと思う。

マイラバの曲はいつも、一人の女の子が真ん中に映る景色を描いていた。
小林武史にとっての「MY LITTLE LOVER」。

もう、あの女の子を、曲の中から出してあげてもいいのに。

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2005.12.24

はいはい

何ごとにも賛成派と反対派とどちらでもいい派がいる。
ネットの場合だと、2ちゃんねるを好きな派と嫌いな派とどうでもいい派だ。


2ちゃんに入り浸るには暇がないと無理!ということで「どうでもいい派」を突き進んでいる私ですが、やはりかの高名な2ちゃんねるさまの名は聞き及んでおりまして・・・というか、ネットをやっていて2ちゃんねるにも関わっている人は割合としてはそんなに多くなかろうと思うのですが、ネットに入れ込んでいる人はたいてい2ちゃんに関わっているわけでネットをうろついているとその話題に触れないわけにはいきません。

特に今年は「電車男」ときて「マイアヒ」と続き、2ちゃんという世界は一般人に広く開かれた感があったのですが、最後の締めとしてやってきたのが平井賢の「POP STAR」のパロディこと「VIP STAR」!これは聴かねば!!

(視聴中)

おおっこれは!平井賢をほとんど知らない私でも何となく似ている気がする!いや平井賢みたいな歌手ってなんかそれほど好きじゃなくて・・・平井賢みたいなというのはつまり、平井賢とか槇原敬之とかエルトン・ジョンとかまあそういう感じの・・・いやいや深く気にしないでください・・・・・・。


しかし、いくら2ちゃんねるの話題は一般に染み出してきているとはいえ、「VIP STAR」はVIPという特定領域の人を対象としているからか、面白さの難易度が高い気がします。分からない単語はネットで検索すればいいだけなんで良いといえばいいんだけど、検索して分かったところで面白さまで分かってるかといえば微妙な・・・。例えば

「今日も立った妹スレ、はいはいワロス」

「ワロス」は分かる、「妹スレ」もだいたい分かる。しかしなんでここに、「はいはい」という合いの手(掛け声?)が入るのか?ソーラン節かお前は!


結局調べてどうしてそうなるのか分かった後も釈然としないのでした。
Yahooニュースで「これを平井賢本人に歌わせたら面白い」という話を流してたけど、平井賢のファンの中にこの面白さが分かる人はそんなに多いのか?むしろ調べていて思ったのは、あれだけ頑張っても「ハピ☆マテ」を一度もオリコン一位にできない程度の組織力の集団より、平井賢は普通に自分のファンのために歌ってオリコン一位を取る方を選ぶだろうなあっていう・・・。


「電車男」ときて「マイアヒ」と続き2ちゃんという世界が一般人に広く開かれたような気はしたけど、やっぱりそこにはボーダーがあるな!と思わされた2005年末でした。

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2005.12.01

冬眠か永眠か

一度コンポにCDをつっこむとあまり入れ替えないのですが(注:コンポが壊れていてCDが出てこないから)、さすがに飽きて自分のコレクションから他のCDを漁っている時に懐かしいアルバムを見つけて「そういえばこの人達の次の曲ってとっくに出てるんじゃないの!?」と慌てて調べることがよくあります。

たいてい何もしていないことが多いんですけどね。
もっとまめに仕事をする人を好きになりたい・・・。


しかし何もしていないだけならまだしも、自身のホームページを跡地のように改変していたMY LITTLE LOVERには腰が砕けました。


この二人だけは芸能界とは思えないほど夫婦円満なので、ずーっと待ってれば夫婦間でその気になりさえすればまた活動する、とは思うのですが・・・夫婦生活単位で活動予定を立ててれば数年の休止なんてあっという間、しかしファンはいつまで待つのかいつまでも待つのか


だけど私よりは小林武史の方が先に死ぬ(平均寿命的に)はずなので、彼らが一生マイラバを継続するとしても私は最後まで追っかけることが可能なはずなのです。
遠大な計画だな・・・!

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2005.10.21

「and I love you」

「君に想いが強く向くほど 臆病になるのが分かって 素直には認められなくて
でも君が僕につき通してた嘘をあきらめた日 それが来るのを感じたんだ」

この歌詞って椎名林檎の歌ったところの

「今頃になってから「全部演じてた」なんて受話器越しに泣かれたってこっちが泣きそう」

とまったく逆のことを歌ってるのかなあと思うんですが。

こういうのって性差?年齢差?年齢差だよね?
大人になったら多かれ少なかれ他人と出会うときに嘘を挟むのは互いに承知の上だから、それが嘘だったと告白してくれた時こそが、本当に相手と自分が特別な関係になった瞬間だと知るんだよね。

昔は林檎の言うことが沁みたけど、今はミスチルの「それが来るのを感じたんだ」という言葉の方がしっくり来る。こういうことを歌う桜井さんもそれが解る自分も歳を取ったなあと思う。

若かった頃は今よりもっと傷つけられるのも許せなくて、許せないから苦しくて。
「傷つけ合う為じゃなく僕らは出会ったって言い切れるかなぁ?」という言葉も、本当に「?」をつけてやっと口に出せるのが今だなあという気がする。ずっと傷つけ合わないような関係を夢見て、そんな関係を築けるような人を探していて今でも探しているけれど、そんな人でなくても充分素晴らしいものを与え合えることを今は知っている。

ところでこの歌の前半から直接連想するのってピーターパンなんだけど・・・ネットを検索しても同じ意見が見当たりませんなぜですか。「飛べるよ 君にも 羽を広げてごらんよ 一緒に行こう さぁ準備を」ってそのまんまだろう!と思うんだけど。しかもピーターパンはウェンディがいなくなると飛べなくなるんですよ、ほら「もう一人きりじゃ飛べない 君が僕を軽くしてるから」じゃないですか。歌詞全部がそうだとはまったく思ってないけど、一度似てると思うと止められません。ピーターパン好きだから相乗効果で楽しい・・・。

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2005.08.02

最近のがっかり@ハガレン+α

最近見たがっかりシリーズ

1.有楽町西武 鋼の錬金術師パネル展

「開催して頂いて申し訳ありませんでしたー!」って思うくらい・・・ビルの隅っこの隅っこで、すごーく投げやりに「すぐ分かる!鋼の錬金術師」をパネルに引き伸ばしたものなんかを貼ってあるのが侘しかったです。映画を見に行って、そのままのノリで他の観客と突入して流し見して帰れば良い程度でした。極力有楽町西武の客の目に触れないように、という設置の配慮が泣ける一品。やりたくないならやりたくないと言ってもらった方がマシですよ。

2.ハガレン複製原画展(各地)

最初見たときはそれなりに感動したんですが、複製原画って所詮本物の原画じゃない・・・いわゆる原稿の高画質カラーコピーみたいな感じなので、一回「こんなもんか」と思えば何枚見てもあんまり変わらないです。特に私みたいな漫画描かない人間には、参考にすることなんかもないし。好きなシーンのが見れたらちょっと得した気分にはなりますが。

3.スクウェア・エニックスパーティ

行ってから知ったんですが、これって「ゲーム(特に開発途中のもの)をプレイできるイベント」だったんですね。うわー・・・興味なかった・・・・・・家にあるゲームですらやらない私には!体験版なんかは封も開けない私には!!目当てで行ったハガレンも、グッズはここにあるシルバーのを売ってたんですが、それは買わないだろう・・・。Gコレグッズショップで中尉・ウィンリィ・メイ+ペットのテレカを買えたのは収穫でしたが、入場料+交通費を考えたら通販した方が安かった。当然会場で「神を継ぐ少女」をやりもしませんでした。
 
 あ、FFXIIが来年の3/16発売と遂に公表されてた!これだけは気になってたので、嬉しかったです。やるやらないに関わらず、FFは私にとっては特別。坂口さんがいた頃の方が・・・とは思うけど、逆にどんな形でもいいからFINAL FANTASYという名で続くことに意味があるとも思います。いつまでも金字塔と言われるゲームであって欲しい。

4.平日レイトショーの「シャンバラを征く者」

Q.何が起こったのか次の選択肢から選べ
(1)客がほとんどいなかった
(2)客が男ばっかりだった
(3)客がもれなくオタクっぽかった
(4)鑑賞証明カードをくれなかった

A.全部 ということでね!もう今後は大きな映画館の、レディースデーか土日にしか行きません。静かに見れるのもいいけど、周りが盛り上がってくれるほうが嬉しい。


がっかり番外編:神宮球場花火大会のgl○be

外苑花火大会の新宮球場のゲストがgl○beと聞いて、一人で行ってきました。独りで行ってきました。普通の花火なら絶対誰かを誘ったのですが、gl○beファンということは世間にひた隠しているので・・・いやむしろgl○beを前にした時の自分の姿は誰にも見せられないので独りで・・・。

しかしe+のチケット先行は、笑えるほど後ろの席だったのでした。もうgl○beツアーといいハガレンFESTIVALといい今回といい、e+先行には二度と期待しない!ここに明記しておくから覚えておけ私!二度とe+に関わるな!ぴあにしろぴあに!!

そしてとうとう待ちに待ってgl○be登場!思わず立ち上がる私!

後ろの席の人「あの、見えないので座ってください」
私「あ・・・すいません」

 な ん で や ね ん !

その後、周りのgl○beファンが主催側の注意を無視して走ってくれたおかげで、私もファンの輪に加わって前の方で見ることができましたが、後ろの一般人の視線が痛かったです。数千円も出してなんでこんな辱めを受けないといかんのか!

あーでも「wanna be」→「Love goes on(新曲)」→「Judgement」→「Love a....」→「faces p....」→「feel like d....」だった・・・最後、feel likeが終わるのに合わせて花火の一発目が打ち上げられたのライブの演出なんかじゃない本当の花火大会の花火が。血液どころか細胞まで沸騰した・・・。音が悪かろうが前座だろうが恥ずかしかろうが、あの空間にあの音楽と一緒に存在していられるだけで素晴らしかったです。そんな褒めても何も出ませんから・・・。

そして正気に還るなり独りで帰宅し(独り花火はありえません)ハガレンを見に行って、上記の4.が起こったのでした。楽しかったけど精神的にキツイ日だった・・・。

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2005.07.09

ミュージカルバトン

 らきどらさんから巷で噂のミュージカルバトンが来ましたよ!うちのブログも一応ネットと繋がってるのね!(感動)しかしネット引きこもりを自認する私としましては、これを次に回すわけには参りません。ってか無理。私がアンカーです。

●Total volume of music files on my computer
(コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)

 ゼロ・・・ええええ!このバトンもらってる世間の人でそんなこと言ってるの他に見たこと無いです。お前は本当に21世紀にパソコンを使っている人間なのか?iPodやネットワークウォークマンのブームについて何か思うところはないのか!?と自分に向かって膝突き合わせて話をしたい所ですが、CD/MDコンポとMDウォークマンで昔からやってきたのでパソコンの介入する余地がないです。CCCDでもレーベルゲートCDでも何一つ困りませんでした。だいたいパソコンで音楽再生したら動作が遅くなる気がするんだけど。

●Song playing right now (今聞いている曲)

 Salyu 1st album 『landmark』 

 Salyuと言って分からなくてもリリイ・シュシュといえば・・・映画「リリイ・シュシュのすべて」のリリイが彼女。あの映画は本当にすごかった。DVDには初回限定でリリイのPVがついていて、今でも引き出してきてたまに見る。心に爪をかけて引き剥がすようなあの声、あの曲、「共鳴」「飛べない翼」。柔らかいものに食い込むような歌。神格化されたリリイという歌手の歌う歌を現実に立ち上げた、怖ろしい力を持つ音楽。

 そのリリイがSalyuに戻って、映画と同じく小林武史と組んでアルバムを!それは聴きたい!
・・・と思って買ったんですが、予想以上にポップだったのでちょっと微妙でした・・・。本人はこういうのをやりたいのかもしれないけど、虚像であれリリイを一度見てしまったら、あなたにしか歌えない歌は他にあるよ、って思っちゃうんですけど。
 小林武史の作る歌って暗くキツイことをやりたがってそうはなりきれない感じ。マイラバもそうだし。人生で決定的に痛い目に遭った事がないか、若い時に耐えられない程辛い目に遭って本能的に回避能力が働いてるのかのどっちかだと思う。

 リリイを意識しなければアルバムとしては良質だと思います。最近毎日聴いてる。

●The last CD I bought (最後に買ったCD)

正直に書くとgl○beの「Here I am」ですが・・・こんなこと訊かれるならミスチル買っておけばよかった。

●Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me (よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)

1.「ポルターガイスト」 椎名林檎
 椎名林檎はずっと好きだったけど、3rdアルバムが一番好き。ポルターガイスト>おこのみで>宗教。1stで好きになって、2ndを延々と聴いて、3rdで本当に好きな曲を見つけて、東京事変は好みじゃないことが分かったのでもういいのです。

2.「桜」 川本真琴
 川本真琴は日本語が不自由で挙動も不審ですごく変わってた。彼女には彼女の世界があり、それは彼女の語彙でしか表せず、それが彼女の歌だった。そして自分の世界を一通り語ってしまうと彼女はもうあまり歌いたいこともなくなってしまった。そうやって彼女はいなくなった。
 でもその時点で彼女の歌は既に一つの世界の物語を完成させていて、今聴いても彼女の紡いだものの鮮やかさには心を奪われる。「できない」「なれない」「わからない」、叫ぶように歌ってた。自分の心に正直に生きて、自分の小さな星の話をしていなくなった、「星の王子様」みたいな人だなあと思う。

 こんなこと言ってるけど実は川本真琴は今でも芸能界のどっかにいて、しかも今年のALLIEのCMソングを歌ってるのも彼女らしいんですけど!「星の王子様ニューヨークへ行く」並みのオチが待ち受けていそうなので深くは語りません。

3.「雨と泪」 ゆず
 ゆずは聴いていて生きる力が湧いてくるような、世の中ってそんなに悪くないよ!って思えるような不思議な明るさがあって本当にいい。何よりライブがいいんだけど、歌自体もいい。「ゆず一家」は非の打ち所のないアルバムだと思う。

 昔よりは段々と暗いテーマも扱うようになってるけれど、それらは逆に彼らの根っこで揺るがないポジティブさを透かして映すようで安心する。この性善説は悠人の家の宗教由来なのか?(お母さんが新興宗教の教祖)と思ったりもするんだけど、それにしては特に宗教的な思想に囚われてるようにも見えない。なんていうか、いい奴ら。

4.「シャイン」 鬼束ちひろ
 心が落ち込んでるときに鬼束ちひろを聴くともれなく鬱状態に突入する、ということが分かってから封印気味。でも最初いいと思った「月光」や「call」より、聴いて一瞬で"取り込まれる"のは「シャイン」。シンプルだけど歌わなければならないから歌った、という切実さがあって同調してしまう。

 この人は満たされないものがたくさんあって苦しむ中から歌を作り上げるのがうまいのかも知れず、だから事務所移籍から休業に至る苦難は、ひょっとしたら彼女からとてつもない音楽を生むのではないかと私はこっそり期待してもいるのです。でもただ潰れるだけかもしれないけど・・・。この人がsalyuに曲を書いたら人の生死を左右するような歌ができそうな気がする。

5.「Judgement」 gl○be
 私にとってgl○beは、音楽などというようなものではなく自分の運命を左右した何か。好きとか嫌いとかいう枠に入るものではなく、自分の人生の中に縫い込まれた一部。いつかgl○beが解散してもコムロテツヤが生きている限り、彼の音楽にはどっかで足をひっかけられる気がする。ある意味呪縛であり、ある意味腐れ縁であり、ある意味で中毒。誰でもそんな音楽を持っているものなのか・・・?「Here I am」よりは「Judgement」の方が好み。「Judgement」は良すぎる。


 ところで「ミュージックバトン」ってメール添付ウイルスと感染経路が一緒なのね。ほとんどのサイトで同時に「バトンが届きました」って言ってるのを見て、ウイルスがネット界を席巻するのってまさにこんな感じなのか!と感心しました。

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2005.05.07

gl○be decade -△ccess best se△sons 1995-2004-

(諸事情の為この記事には一部伏字が使われます)

昔々、まだパソコン通信が存在した頃(表現が不適切です先生!)、コムロテツヤという売れっ子プロデューサーと彼が作ったgl○beというユニットがありました(昔話調)。・・・・・・しかし、そのユニットは21世紀を数年過ぎた今でもまだ存在したのです!キャー!(怪談調)

 というのは意外と知られてるらしいですね。そういうわけで昨年、gl○beが久々にライブをやる際に「ベストライブ」と銘打つと、最近の動向は知らないながら往年のファンだった方々がチケットを手に入れて(また手に入れやすいんだコレが)大勢参加したのです。しかし彼らは知らなかったのです、あんなことが待ち受けていようとは・・・。


 売れなくなって以降(ぶっちゃけすぎです先生!)gl○beが何をしていたかと言いますと、トランスというジャンルにどっぷり漬かりまして。そうなって以降のgl○beのライブといえば、とにかく踊る。舞台の上と下でひたすら踊る。その踊りというのも振り付けがあるわけではなく、歌に合わせてこう・・・体を小刻みに揺らしたり・・・手を上から下へ振り回したり・・・何というか・・・危険な集団

 そもそも「トランス=催眠やヒステリーなどの場合にみられる,常態とは異なった精神状態(goo辞書)」なだけあって、トランスに合わせて踊っている場は客観的に見ると非常にアレ(放送禁止)なのですが、煽ってる舞台の上の人が一番激しいので、内輪で盛り上がってる分には恥ずかしくもなんともありません。

 しかしこの秘密の集会に今回は、トランス未体験の一般参加者が!その模様を実地レポートするため、私が一般売りのチケットをゲットして潜入してまいりました!その感想を率直に述べさせて頂きますと!

 いたたまれない・・・・・・。

 開始直後の、昔のヒット曲オンパレードの時はいかにも「懐かしい~」と感動したように聴き入って下さっていた方々も、前半最後の「over the rainbow」あたりから雲行きがあやしくなり、後半のトランスワールドでは曲を知らない、しかもそれにあわせてやたら怪しい動きをしている人たちがいる、というか舞台上の人の動きが怪しい、という連打で上がるべきテンションが総崩れしておりました!これ以上の中継は涙で前が見えません!!

 しかし、妖しい照明の中、妖しい曲が駆け巡り、会場中が「Dont look back・・・ Dont look back・・・ Dont look back・・・ 」と唱えながら一斉に手を振っているさまは・・・ああなんか見た事あるこういうの!そう・・・新興宗教か自己啓発セミナーみたいな!あるよなこういうの!!

(さきほど一部不適切な発言があったことをお詫びいたします)



そんな第三者視点を尻目にファンクラブ席の集中する辺りは盆と正月が一気に来たような盛り上がりっぷり。俺たちは踊りたかったんだ!踊りたくてここにいるんだ!という自己主張を弾けさせ・・・しかも東京は公演数が多かったので、最終日ともなれば場数を踏んだ猛者が会場を占拠し、あらゆる「キメ」の瞬間が決まりまくっていました。楽しすぎる・・・!関節が外れそうなほど跳ね回り手を振りまくったみっちり三時間×●公演(参加数は個人情報の為秘す)。細胞の隙間までgl○beが染み渡るような快感(×怪感)の日々。

 でも色々知ってるんだけどね!初回公演から後は曲数がえらく減ったこととか!2005年明けた後でもケイコが「faces places」で"2004(twenty-zero-four)"と歌ってたこととか!

 そして今回めでたくDVD化したら、ケイコの(キルビルからインスパイアされたと言い張る)全身タイツも、「Many Classic moments」のマークの、何て表現したらいいのか良く分からない、少なくとも外部流出禁止にしたいような踊りも(それに煽られて踊ってる観客も)完全に映像化されていて(そのくせGVDの宣伝はカットされていて)悶えました。あと「Light brought the future」を歌ったのなんか私が知ってる限りでは一回だけなのに、それをいかにもセットリストの一つのように収録するとは・・・!




 新曲の「Judgement」は本当に体が震えるような曲。売れなくても、メンバー間の仲がぐだぐだでも、Y●SHIKIが居ても居なくても、これだけのライブをしてこんな曲を作ってくれるならもうそれだけでいいのに。

今年のdecadeの活動が結局立ち消えても、もうこれだけでいいよ。あんまりたくさんすぎて二度と飢える気がしない程だった。ライブと共に記憶から呼び起こされて駆け巡った10年間の思い出が、いっそ死に際の走馬灯だったらなあと思ったよ。

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2004.12.14

「チキンライス」浜田雅功と槙原敬之

 子供の頃たまに家族で外食
 いつも頼んでいたのはチキンライス
 豪華なもの頼めば二度とつれてきては
 もらえないような気がして

 親に気をつかっていたあんな気持ち
 今の子供に理解できるかな?

「チキンライス」 浜田雅功と槙原敬之

 昔々、まだ私がテレビを見ていた頃(いつデスカ?)、ダウンタウンのことが大好きでした。どうやっても枠にはまりきれない、それなのにどうやっても面白くてたまらない、彼ら二人はあまりに眩しくて素敵でした。
 
 そして何より、彼らがたまに副業でやってみせる音楽。それがもう好きで好きで。代表で一つ挙げるとすればなんといっても「ああエキセントリック少年ボウイ」が!(H jungleじゃないのかい)

 そんなダウンタウンが久々に曲を出すというというのですよ!これは買うしかない!槙原はいらんと心の底から思いましたが、作詞が松っちゃん、初回版には松ちゃん直筆歌詞カードがつくとなれば槙原の分は埋めてお釣がくるというものです。

 そんな「チキンライス」の歌詞、松ちゃんがやたら真面目に書いたと主張するだけのことはあります。貧乏だった頃、親に気を使ってチキンライスを頼んでいた子供が、大きくなっても「やっぱりチキンライスがいいや」と言ってしまう。「今の子供に理解できるかな?」と思ってしまう、そんな感慨。

 私も子供の頃は、何かと親に遠慮していた覚えがあります。行きつけのファミリーレストランではチキンライスではありませんが、値段が比較的安かった雑炊かグラタンが定番メニュー、小学校に上がった時は「お父さんの机で勉強できるからいいよ」といって勉強机を買ってもらわず、自転車は朝から自転車屋に並んで買った限定特価6000円のママチャリに乗っておりました。

 そういえば私の弟は、同じファミレスでもそれなりに値の張る焼肉定食しか食べたがらず、入学前にコクヨの学習机をねだって買ってもらい、自転車はチビのくせにマウンテンバイクにしか乗らないと主張し・・・・・・松ちゃん!世代間の溝が横たわっている場所がまさにここにー!

 まあ実際のところ世代の問題だけでもないのでしょうが・・・松ちゃんと同年代でも小室哲哉は絶対「親に遠慮してチキンライス」なんて頼んでないだろうしな!でも松ちゃんとは”同類”の浜ちゃんが歌うと、「これが七面鳥か 思ってたよりでかいな」の切なさもひとしおで、本当にいい歌に仕上がってます。いい歌だ・・・この歌のよさが分からないなら、今の子供もちょっと可哀相なのかもしれない。

 ところで私の想像できる最大のクリスマスのご馳走は「ケンタッキーのチキンとサーティーワンのアイスクリームのクリスマスケーキ」です。もちろん今ではそれくらい調達できる財力はあるわけですが・・・それを受け入れられるだけの胃は失われてしまった・・・。大人になるとは切ないことなのです。
 

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